何度も寝違えて困っている方、首から肩甲骨にかけての痛み、シビレは本当に寝違えでしょうか??

2021年09月17日

皆さん、こんにちは!

養命堂整骨院です。

 

9月に入り少しずつ涼しくなってきましたね(^^♪

 

本日は、寝違えについてお話をしていきたいと思います。

人間、誰しも一度はなったことがあると思いますが、睡眠中不自然な姿勢が一定時間続いたために一部の筋肉が供給不足となり、頚椎にある関節の袋などに悪い状態が起きることが原因と言われています。

筋肉の緊張や疲労、関節などに悪い状態を引き起こすのは、

・上肢の使い過ぎ

・同一姿勢が続いている

ことになります。

普段から、デスクワークでのお仕事や重い荷物を持つことが多いなど負担をかけてしまっていたり、就寝時、寝返りせず同じ姿勢でねているなどは首や肩の筋肉に負担をかけてしまいます。

 

状態としては、

・頚が動かない

・頚から肩にかけての痛み

・安静にしていても痛い

・腕が痺れる

などあります。

実は、

寝違えと思っていたら「頚椎症神経根」の時もあります。

 

「頚椎症神経根」と聞いてなに・・・・?

と思われている方もいると思います。

 

人間の背骨は、33個の骨でその骨の中央にはドーナツ状の穴があり重なっています。

頚を構成している7つの骨を「頚椎(けいつい)」と呼びます。

ここに異常が起きているのが、「頚椎しょう」となります。

中央の穴の開いた所に神経が通っていてそこから枝分かれし、腕や足などに神経が通っています。

その枝分かれした神経が頚椎に当たって刺激を受け、痛みや痺れを引き起こします。

 

頚椎に異常がない方は、神経の通り道が骨や筋肉で塞がることなく通っています。

骨も年齢とともにもろくなったり不良姿勢が続くことにより、骨の一部がトゲのようなものを形成します。

このゲ(骨棘)が神経を圧迫する事により、

痛み、シビレなどの状態を引き起こすのが、頚椎症神経根になります。

 

なぜ、寝違えは、睡眠中の不自然な姿勢によって引き起こされるもので、発生のメカニズムは違います。

ただ、頚椎症神経根の大半が、最初のうちが強い痛みが出ても、痛い姿勢を避けて安静にしておくと自然に収まるので、

医療機関などに行く前に回復し、「寝違え」と思い込んでしまいます。

 

「自然に治ったからOK!」と思う方がいると思いますが、

時間の経過とともに骨棘の刺激を受けた神経が回復することと、神経に刺激に馴れていくためではないかと考えられます。

自己判断で、放置したり自己流でマッサージをしたりすると、悪化していまい最悪手術になるケースもあります。

頚椎症神経根を疑う5つのポイントとして

➀頚を上にむけると痛い

②痛みで首を動かせない

③腕全体に痛みと痺れが出る

④肩甲骨の内側が痛む

⑤痛む部位を押しても痛くない

になります。

特に「肩甲骨の内側が痛い」は寝違えなどでは出る事はない特徴的な

状態となります。

好発年齢は、30~50代です。

定期的に寝違えを引き起こす方や上記のポイントに似た状態がある方、

上記の状態がありどうしていいのかわからない方は一度、当整骨院にご相談下さい!✨

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